令和2年10月21日(火)

本日の献立  こめっこパン、牛乳、手作りすいとん、こんにゃくの味噌おでん、オレンジ

今日の給食に出されたすいとんは、群馬県の郷土料理の一つです。すいとんの団子は、小麦粉の生地を手でちぎる、丸める、スプーンですくうなどの方法で小さいかたまりに加工し、汁で煮た料理のことです。すいとんの歴史は長く、室町時代の書物に「水団(すいとん)」の字が見られるそうです。また、資料上のすいとんの調理方法は移り変わりが激しく、今日のような手びねりした小麦粉の形が出現したのは、江戸時代後期のことです。すいとんは、一般的には小麦粉で作られますが、本来は粉物を水でねり、団子にして汁に入れたものという意味のため、小麦粉だけでなくいろいろな穀物の粉で作られる場合もあります。昔は、戦中・戦後の食べ物が少ない時代に食べられていましたが、最近は各地の郷土料理として多くの人に親しまれています。

今日は、給食室ですいとん団子を一つ一つスプーンですくい、野菜などが入った汁の中に落として作りました。