【校長室より】ネット依存症(2018.10.20)

 ある日、登校する子どもたちの会話から「早くゲームしたいなぁ」という声が聞こえてきた。これから授業が始まろうとしている朝の時間であることにびっくりして思わず声の方向に目を向けると、中学年の男の子の集団だった。
 最近「ネット依存症」という言葉を耳にするようになった。ネットの使い過ぎで、勉強や仕事がおろそかになったり、寝不足になったりしてしまうこと、と理解している人もいると思うが、「依存」という言葉は、はっきり「病気」であることを示しているといっている人もいる。
 ネット依存の子どもの保護者は、「成績の低下」で初めて状況に気付くというケースが多いそうだ。きつい言葉で言えば「子どもの生活への無関心が事態を悪化させる」ということだ。子どもの普段の生活を知っていれば、「食事の間もスマホやゲーム機を手離さない」「操作を中断することに異常に強い拒否反応を示す」「明らかな寝不足が続いている」なと、何かしらの危険信号をキャッチできるはず・・・。
 「利用時間のルールを決めているから大丈夫」ではなく、子どもの日々の生活を見守ることが大切だ。そして、何か違和感を覚えたら、子どもと向き合って話し合ってほしい。親が関心を向けること自体が、ネット依存を防止する第一歩なのだと思う。