【校長室より】「恩返し」と「恩送り」(2017.2.9)

 お礼を言われると、「お互いさまですよ」とつつましく答え、物事が無事に終わると「おかげさまで」と謙虚に感謝した先人たち。それは「支え合いの中に生きている」との自覚に基づく表現である。自分がいただいたご恩を直接お返しするのは「恩返し」。別の方へと送るのが「恩送り」。恩をお返しする相手を限定せず、次へと送ることができたら、送った恩はめぐりめぐって、いつしかまた、自分のもとへと送られてくるだろう。
 「恩送り」 ちょっとかっこいい言葉だ。自分も「恩送り」をできるように、誰かに恩を感じたり、他人に感謝したり、他者の存在をありがたいと思ったりするしなやかな心を大切にしていきたい。